スポーツワードセレクション ~ ホールインワン
ホールインワン(Hole in one)とは、ゴルフ競技において1打目でカップにボールを入れること。エースとも呼ばれる。主にパー3(規定打数は3回)のホールで達成されることが多い。パー4のホールでのホールインワンはアルバトロスとも呼ばれる。過去に最もホールインワンを多く達成したのは、カリフォルニア州出身のノーマン・マンリー。59回という記録を保持している。最も長いコースでのホールインワン記録はコロラド州のゴルフ場でマイケル・J・クリーンが達成した517ヤード(2002年7月4日)。それ以前の記録は、ロバート・ミテラが1965年10月7日に達成した447ヤードだった。最年少のホールインワン記録はマット・ドレイパーの5歳212日。最高齢のホールインワン記録はハロルド・スティルソンの101歳。ホールインワンは、ゴルファーにとって「永遠の夢」とされている。したがってそれを成就し得た場合は多大な歓喜が訪れるが、それとともに厳しい問題がつきまとう。ホールインワンのご祝儀としてキャディなどへのチップやコースへの記念植樹、(もしコンペ等ならば)参加した全員に対する記念品の贈呈や祝賀式典などといった多額の出費を伴う用件が発生する。ケースバイケースで額は異なるが、プロ選手でなくても100万円近くかかるともいわれている。一般的な個人にとってこの金額は当然ながら看過できるものではないため、損害保険会社からは「ゴルファー保険」という商品が販売されている。ゴルファー保険は、比較的発生率の高いプレー中の事故(打球が人に命中してしまうことや蜂に刺されることなど)を保障するものであるが、このホールインワンによる出費からガードするための要素が含まれている。よって俗には、ホールインワン保険という通り名で呼ばれている。ホールインワンは、ゴルフの腕の善し悪しと直接関係せず偶発的に起こると考えるべきである。つまり、「自分は初心者だから」といって保険に加入せずホールインワンを「不幸にも」起こしてしまったりすると、本来楽しいはずのゴルフが一変して悪夢と変わってしまう。もちろん、「初心者だし、金も保険の備えも無いのでホールインワン祝賀は一切やりません」という態度も可能であろうが、ゴルフは高度に社会的・社交的スポーツの側面を持つ。嫌われることは確実だろう。さらには、「ホールインワン祝賀を開かないのは(本人ではなく)カントリークラブそのものの沽券に関わる」、と言った難しい問題でもある。