スポーツワードセレクション ~ 黄金の4人
黄金の4人(おうごん- )は、ブラジル人サッカー選手であるトニーニョ・セレーゾ、ファルカン、ソクラテス、ジーコの4人の総称。4人共に世界サッカー史上でも屈指の評価を得ているミッドフィールダーであり、その4人がブラジル代表として形成した中盤の豪華さを表す言葉として、他国メディアが羨望をこめて使用し浸透した通称。1982年FIFAワールドカップスペイン大会では、テレ・サンタナ監督率いるブラジル代表を優勝候補筆頭に挙げる声が多かった。なぜならブラジル代表は、黄金のカルテットを擁していたからだ。しかし、2次リーグで同大会を制するイタリアに3-2のスコア(パオロ・ロッシのハットトリック)で破れてしまい、優勝はならなかった。それでも予選リーグで見せた高い攻撃力・華麗なテクニックは多くのサッカーファンを魅了し、いまもって「ブラジルサッカー史上、最も多くの人々を魅了したチーム」と称されている。と同時に、最も前評判がいいチーム、面白いサッカーをしたチームが勝つとは限らない、ということの代表例として挙げられることも多い。ただし、この中盤の核であったジーコ自身はこの「黄金の中盤」を「確かに技術的には黄金だった。しかし、コンビネーションを煮詰める時間がなく、今でもこの中盤は失敗作と言っていいものと思っている」とインタビューで答えている。また同じインタビューにおいて、その後悔が監督としての指導法に影響(中盤においてコンビネーションを熟成する事を最重要に考えること)を与えている、とも語っている。因みにジーコは現役生活の晩年住友金属、鹿島アントラーズでプレーした後日本代表監督に就任、ファルカンも日本代表監督、トニーニョ・セレーゾは鹿島アントラーズの監督を勤めるなどソクラテスを除く3人は日本サッカー界との縁が深い。その他、2005年の時点でブラジル代表チームはロナウド、ロナウジーニョ、アドリアーノ、カカー、ロビーニョの5人から攻撃的MFとFWあわせて4人を起用して、これをQuarteto Magico(クアルテット マジコ)マジックカルテットと呼んでいる。